Wine Stories vol.3
  今月のお勧めワイン

セイベル種はフランス人のアルバート・セイベル氏によって開発された交配品種。寒さに強く、カナダやニュージーランドなどの寒冷地で多く栽培されています。中でもセイベル13053は北海道における赤ワイン用ぶどうの主力品種です。

セイベル13053の初しぼりは、新酒(ヌーボー)ならではのフレッシュで軽やかな口あたりながら、果実味の奥に大地のブーケを感じさせる複雑な味わいが特徴です。ほんのりとした渋みと心地よく広がる余韻をお楽しみいただけます。

ジンギスカンや牛肉のステーキ等の肉料理はもちろん、サーモンやマグロ、道東のサンマ等の魚料理にも、この辛口のワインは合います。まさにオールマイティーなアイテムです。

 

  ソムリエ
 

果実味豊かなライトタイプ
少し冷やせばさらに軽やか

渋みが少なく飲みあきない赤ワインです。新酒の「心地よい軽さ」を楽しみながら、秋の夜長はおしゃべりに花を咲かせて下さい。

シニアソムリエ 阿部眞久

1974年札幌生まれ。97年ソムリエ資格取得。欧州系ぶどう栽培に最適な気候に恵まれた北海道にひかれ、00年北海道ワイン入社。05年シニアソムリエ資格を取得

 
 
 
 
Chef's Speciality
ドイツでは新酒と共に楽しむ ムッター(母)の家庭料理
10月に「パスツール」の新メニューとしてデビューしたこの生ハムには、今話題のホエー豚(大樹町源ファーム産)が使われています。

ホエー(乳清)とはナチュラルチーズを作る過程で生じる水分。乳酸菌等の栄養分を含むホエーを飲ませることで健康な豚が育つといいます。

実は北海道でホエー豚の育成を提唱したのが向瀬シェフ。生ハムの本場パルマではパルメザンチーズのホエーを飲ませた豚肉を生ハムに使いますが、提唱以来初めて念願の道産ホエー豚による2年熟成生ハムが完成しました。「この透明感と発色は予想以上」とシェフもニッコリ。
 
 

レストラン パスツール

道内各地へ足を運び、シェフ自らほれぬいた食材を提供するフレンチレストラン。毎朝焼くパンや毎月仕込むチーズなど可能な限り自らの手で素材を調理。丹念な仕事とあくなき探求心で素材のポテンシャル(潜在能力)を引き出す。

TEL/011-563-2363
住所/札幌市中央区南5条西25丁目2-5 コート南円山1F
営業時間/11:30〜14:30、17:30〜22:00 定休日/火

 
 
 

オーナーシェフ 向瀬 肇

1963年札幌生まれ。酪農学園大学中退、日本調理師専門学校卒。中国料理からフレンチの世界へ転向し、国内での修業後フランスへ渡る。91年帰国。95年5月「パスツール」オープン。「水とワイン以外はすべて自分で調理すること」を信条とする。日本ソムリエ協会公認ソムリエ