Wine Stories vol.10
  今月のお勧めワイン

ミュラー・トゥルガウは1882年にリースリングとグートエーデルの交配によって生まれた葡萄品種で、リースリングの個性を失わないさっぱりとした白ワインを生み出します。

白ワインで有名なドイツにおいては最も作付面積の広い葡萄品種であり、ヨーロッパによく似た気候を持つ北海道でもこの品種がワイン専用種としては最も多く栽培されています。

今回ご紹介する北海道ミュラー・トゥルガウは、清々しい香りを持ちながら、しっかりとした酸味が下支えとなったやや甘口。瓶詰め後に1年半熟成させ、まろやかで落ち着いた飲み口に仕上がっています。さっぱりとして飲みやすいのでこれからの季節にお勧め。キリッと冷やしてお楽しみください。

北海道ミュラー・トゥルガウ
720ml 白/やや甘口 
希望小売価格1,050円(本体価格1,000円)

  ソムリエ
 

和食に合う軽やかな1本
山菜との相性は格別です

やや甘口の白ワインは一般的にホワイトソースや乳製品を使った料理などに合いますが、1年前にニセコで山菜とともにミュラー・トゥルガウをいただいた時は、その相性の良さに正直びっくりしました。

シニアソムリエ・
北海道フードマイスター
北海道らしい食づくり名人
阿部眞久
(ホテル ニセコいこいの村 露天風呂にて撮影)

 
 
 
 
Chef's Speciality
繊細な白ワインの味わいが 山菜のほろ苦さを引き立てる
北海道では雪解けの時期から初夏にかけ、いっせいに野山の草木が成長します。目に鮮やかな山野草とともに、楽しみなのが山菜。フキノトウやギョウジャニンニク、山ウド、ヨモギ、ツクシ、コゴミ、ワラビ、タラノメ…。考えるだけで心が踊ります。

冬にはスキーリゾートとして賑わうニセコエリアは、この時期まさに山菜の宝庫。温泉施設「ホテル ニセコいこいの村」では5〜6月の間、夕食に旬を迎えた山菜料理が登場します。

「山菜はスタッフ総出で採取しています。とれたての香りを楽しんでいただくため、天ぷらや醤油漬けなどシンプルな料理でお出ししています」と調理主任の西田さん。山菜の天ぷらを抹茶塩をちょっとつけていただけば爽やかな苦みがふわり。北海道の初夏を感じる瞬間です。
 
 


ホテル ニセコいこいの村

ニセコアンヌプリスキー場のそばに佇む温泉リゾート。冬はスキー、初夏は山菜採り、夏はゴルフ、秋は紅葉狩りのベースキャンプなど、年間を通して幅広い年代に人気。部屋食会席プランや旬の素材を焼くバーベキューも好評。

TEL/0136-58-3111
住所/ニセコ町ニセコ473
料金/1泊2食9,390円〜(1室2名)、宿泊バスパック1泊2食9,800円〜(札幌発着)、日帰り入浴大人700円

 
 
 

調理主任 西田 佳弘さん

小樽市出身。高校を卒業後、大阪の調理師専門学校に進む。大阪や関東の和食店で腕を磨き北海道へ。現在は調理主任として料理全般を任されている。「北海道の夏は食材が豊富で、料理バリエーションも広がります。この時期、この場所だけの味覚を楽しんでほしいですね」