Wine Stories vol.14
  今月のお勧めワイン
2002雪摘みケルナー

 

2002雪摘みケルナーはその名前の通り、 収穫を雪の降る時期まで待ち、完熟した高い糖度と穏やかな風味を持ったケルナーで醸造したワインです。

 

貴腐葡萄ほどの凝縮感ではありませんが、デリケートで繊細な天然甘口白ワインとなり、 瓶熟成によって飲み頃を迎えた今年、国産ワインコンクールで銀賞に輝きました。 畑での収穫は2002年11月19日、当社の嶌村社長が雪に覆われた畑に生っているケルナーの品質を確かめて、その翌日から鶴沼ワイナリー総員で雪をかき分けながらの収穫作業が3日間をかけて行われました。

 

健全果であるからこそ、これほど遅い時期になってから収穫された葡萄は、十分な糖度と穏やかな香りを特徴として、ワインはドイツのアウスレーゼと同等の位置づけとなりました。

2002雪摘みケルナー
720ml 白/甘口
希望小売価格5,271円(本体価格5,020円)

ケルナー品種  

ケルナー品種解説

ケルナーはドイツのヴァインズベルグ果樹教育試験場で1969年に誕生した品種。北海道ワインの結社当時、ドイツへと留学した本間専務が学んだ先がこの果樹教育試験場でした。ケルナーはドイツ最高級白ワイン用品種であるリースリングと、黒葡萄のトロリンガーを交配させています。
リースリングの個性を受け継ぎ、気品ある香りと酸を十分に持った白ワインを生み出します。 現在、ケルナーは北海道を代表する品種として、そのワインの品質の高さに定評があります。
  Wine-Making3
 

ヨーロッパ直輸入最新鋭設備

北海道ワインの工場は自然のエネルギーを利用した設計です。地下水や雪を低温管理に使用するだけではなく、山の斜面を利用して、工程が進むにつれて斜面の下側の設備に移動させる合理性を持っています。

 

葡萄の受け入れ口を2階とすれば、製造工程の最後である瓶詰めラインは地下に位置しており、ここにはヨーロッパの最新鋭設備が導入されています。 このラインは空瓶の洗浄からワインの充填、ラベル貼付、ケース入れまでがコンピューター制御されており、クリーンブースやエアフィルターによって外部からの立ち入りが制限されている区画です。

 

このラインを担当する製品課では正確、清潔、安全に配慮して、北海道ワインを瓶詰めしています。工場見学の際にはガラス越しにこの設備をご覧ください。


製造課主任 
高橋 賢行

 
 
 
Sommelier's Suggestion

 
このワインが特別な存在となっているのは、ワイン自体の品質の高さだけではありません。 当社ワインのなかでも、もっとも北海道らしさを感じさせるネーミングと、白の和紙と銀箔で冬をイメージしたラベルデザインの美しさにもこだわりました。
また、 フルボトルとハーフボトルのそれぞれに瓶詰めしたことで、貯蔵して風味の変化を味わうワインコレクターや、ギフト需要などにも向いたワインとして喜ばれています。

 

クリスマスに、普段はワインを飲まない方にもグラス一杯の甘口ワインはとてもおいしく感じられ、気分も華やぐことでしょう。 北海道ではホワイトクリスマスはあたりまえですが、全国のみなさまも「雪摘み」ワインをクリスマスに贈ってはいかがですか?

 

 
 

限定醸造シリーズ

限定醸造シリーズ

 

まさにその年の天候と葡萄の出来によって、醸造の有無や本数が大きく左右されるのが「限定醸造」シリーズ。貴腐葡萄や遅摘みなどがそれにあたります。

 

このシリーズのワインは、単一の葡萄園で手摘みによって収穫された葡萄を原料に、ゆっくりと愛情を込めて醸造され、一本一本を丁寧に専用の箱に収めてから出荷されます。同じワインはさかのぼって造ることができませんが、これらのワインは長期の熟成にも向いていますので、複数を保存してみてはいかがでしょうか。ワインをあけた時、きっと年ごとの味の違いや、熟成による変化を感じていただけると思います。

 

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手摘みの葡萄

手摘みの葡萄

北海道ワインの自社農園「鶴沼ワイナリー」では、ハーベスターを導入した一方で、従来通りの手摘みによる収穫も行われています。
限定醸造に使用する葡萄はすべて手摘み。秋が深まってから品質を確かめながら丁寧に摘み取っていきます。時によっては雪を振り払いながら収穫された葡萄から、出来上がるワインへの期待も高まります。