ワインストーリーズ

今月のお勧めワイン

「貴腐」とは、完熟した葡萄果皮にボトリティス・シネレアというカビの一種が付着して起こる自然現象。この菌が付着すると果皮表面から水分が蒸発して糖度が凝縮され、極上の甘さと独特の風味を兼ね備えた銘酒ができあがります。

ボトリティス・シネレアが活動するためには、朝靄が立ち、日中晴れ渡る日が続くことが理想とされますが、このような条件が揃う年はなかなか稀。まさに「貴い腐敗」なのです。2004年は4年ぶりに貴腐化したケルナーが収穫されました。

2004貴腐葡萄37ケルナーは、パイナップルのコンポートを思わせるような天然由来の濃密な甘さの中に、北の産地の個性を失わないしっかりとした酸が見事に調和しています。

ソムリエ

天然甘口、貴腐ワインとのマリアージュを楽しむなら

濃密な芳香を引き立てるブルーチーズ、甘さ響き合うクレームブリュレ、自然に凝縮した貴腐の甘みにはフルーツも良く合います。

1974年札幌生まれ。97年ソムリエ資格取得。欧州系ぶどう栽培に最適な気候に恵まれた北海道にひかれ、00年北海道ワイン入社。05年シニアソムリエ資格を取得

Chef's Speciality
ドイツでは新酒と共に楽しむ ムッター(母)の家庭料理
貴腐ワインが似合う瞬間、それはみなさんにとっての特別なワンシーン。その芳醇な香りは、誕生日や結婚記念日、クリスマスのお祝いに華を添えます。

デザートワインとして飲まれることの多い貴腐ワインですが、アペリティフ(食前酒)としてお楽しみ頂くのもおすすめです。たとえば鉄板焼きのコースディナー。先付、お造り、海鮮焼き、そしてステーキ…。これから始まるディナーに胸を高鳴らせながら、貴腐ワインに舌鼓。

「お米にしても牛乳にしても北海道の素材はおいしいですよね」と、深川出身の高田総料理長。北海道の素材で彩るディナーには、北の大地で育った貴腐ワインがふさわしいですね。

総料理長 高田和夫

1954年深川市生まれ。中学卒業後、洋食の世界に入る。ルネッサンスサッポロホテル、ホテルアルファサッポロ等で腕をふるい05年8月現職に就任。

ヒルトン小樽 鉄板焼「源氏」

TEL/0134-21-3111
住所/小樽市築港11-3ヒルトン小樽2F
営業時間/17:30~21:30
(土日祝は11:30~14:00も営業)
定休日/無

特選びらとり和牛
フィレステーキ


大切な方と過ごす特別な記念日にぜひおすすめしたいのが「源氏」の鉄板焼ディナーコース。彩り豊かな先付や、小樽・高島漁港で水揚げされた新鮮なお造り、旬の魚介焼きの後にはメーンのステーキが登場します。カービングナイフとフォークを使いながら目の前で特選びらとり和牛を焼き上げる、シェフの演出は感動的。食事のペースに合わせてサーブしてくれるので、ワインもおしゃべりも心ゆくまでお楽しみいただけます。