北海道ワインのワインづくりは葡萄栽培から始まります。

1.葡萄の栽培に最適な北の大地

梅雨や台風の影響が少ない北海道の夏は、湿度が低く、昼夜の寒暖差が激しいのが特徴です。実はこうした気候はヨーロッパ系ぶどうの栽培にとって最適な条件。北海道はヴィニフェラ系(ワイン専用種)ぶどうの日本一の生産地になっています。

葡萄畑

北海道ワインのぶどうづくりは「適地適作」がモットー。北海道の冷涼な気候にあった白ワイン用ぶどう品種を中心に、様々な品種を栽培しています

北海道は北緯42~45度に位置していますが亜寒帯性気候に属していることから、ぶどう栽培の気候区分では「リジョン1」にあたります。これはヨーロッパの北部、北緯49度付近と同じ。ぶどうの栽培にとってはもっとも冷涼なエリアです。

この「リジョン1」にはドイツをはじめ、フランス北部のシャンパーニュ地方、フランスとドイツの国境地帯にあるアルザス地方などが含まれます。これらは世界的な銘醸白ワインの産地です。鶴沼ワイナリーもこの気候区分に属します。

2.鶴沼ワイナリーの誕生

 空知管内浦臼町は北海道開拓の歴史を刻む石狩川流域のまちです。

 北海道ワインがこの地の開墾を始めたのは昭和47年(1972年)のこと。幼少時からぶどうに接してきた山梨県出身の創業者 嶌村彰禧(故人 北海道ワイン会長)は、北海道の気候風土にふれた時「ここなら本物の日本ワインができる」と直感しました。

 挑戦は45haの原野を切り拓くことから始まりました。2年後の昭和49年(1974年)には、ドイツから輸入し横浜の植物防疫所に1年間置かれていた苗木が植えられます。しかしやっとの思いで植えた苗木も野生動物の食害にあったり、枯れてしまうなど、苦難と試行錯誤の日々が続きました。

鶴沼ワイナリー

日本では多くのぶどうが「棚つくり」で栽培されますが鶴沼ワイナリーではヨーロッパと同じ「垣根式」を採用。湿度の低い北海道ならではの栽培法です。

農業機器

自動収穫機(ハーベスター)やリーフカッター、自動苗植付機、枝の誘引機などを採用。鶴沼では日本一機械化が進んだぶどう栽培が行われています。

北海道ワインと鶴沼ワイナリーに光が差し始めたのは昭和52年(1977年)。当時ドイツに留学していた社員が、ドイツ人ケラーマイスター(※ワイン醸造職人としてのドイツにおける国家資格)のグスタフ・グリュン氏を連れて帰国したことがきっかけになりました。グリュン氏の栽培技術には目を見張るものがあり、彼の指導により鶴沼にドイツ系のワイン用葡萄の木々がしっかりと根付いていったのです。

 開墾から40余年の時を経た現在、齋藤浩司農場長が陣頭指揮を執る鶴沼ワイナリーには、ピノ・ブラン(ドイツ名:ヴァイスブルグンダー)、ミュラー・トゥルガウ、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリ、ツヴァイゲルトなどの欧州系ワイン専用葡萄が試験品種も含め、約40品種が栽培され、近年ではミュスカ、ロンドなど新しい品種の収穫量も着実に伸び、名実ともに北海道を代表する産地となりました。

 日本の大地で育った葡萄からできるワインだけが真の「日本ワイン」ですが、その中で鶴沼産葡萄を原料とするワインは、更に厳しい基準に合格したものだけ「鶴沼」ブランドを名乗ることができます。世界のワインコンペティションで数々の受賞の栄誉を受けるワインが生み出されています。

 世界が注目するワイン産地北海道。その「未来のワイン」が、今日もここ鶴沼ワイナリーで育っています。


鶴沼シリーズのワインは

こちらから

二十歳未満の飲酒は法律で禁止されています。


北海道ワイン株式会社

Copyright © 2005 - 2018· All Rights Reserved · www.hokkaidowine.com